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サラリーマンで億稼げるか?
雑誌や書籍で『カリスマ個人投資家』や『億りびと』など、億を稼ぐトレーダーに注目が集まっています。
本や雑誌の売れ筋ランキングをみてもそのようなタイトルのもが売れています。確かに夢がありますし、宝くじよりは可能性が高そうですが、サラリーマンが億を稼ぐことは可能でしょうか。
仮想通貨元年といわれた2017年は、仮想通貨で巨額の財産を築いた「億りびと(おくりびと)」と呼ばれる人たちが多数誕生しました。
雑誌などに登場するカリスマ個人投資家が実践している投資手法を学ぶことは重要ですが、彼らのほとんどが専業トレーダーや潤沢な投資資金を持った投資家(数千万円でスタート)です。
さらに彼らは非常に大きなリスク(損する可能性)を取っていることや多大な時間と労力を費やしていることも認識しておかなければなりません。
では、どのようなリスクを取っているのかを例に挙げますと(仮想通貨ではないですが)、中・小型株に投資する手法です。
(参考)時価総額(株価×発行済株式数)
- 小型株: ~1,000億円未満
- 中型株: 1,000~3,000億円未満
- 大型株: 3,000億円~
グローバルに活躍する大企業(ファーストリテイリング:9983やトヨタ自動車:7203など)ではなく、中・小型株への投資です。
なかでも低位株(株式の持つ価値に比べ割安に放置されている銘柄)や新興株(ゲーム、バイオ、ロボティックスなどの成長分野の銘柄)で構成されるポートポリオ(2~4銘柄 200万円程度でスタート)を構築し、爆騰(2倍の値上がり)した後に売却し、次の銘柄に移行する倍々ゲームのような手法です。
200万円を1億円ということは4,900%のリターンということです。
だからカリスマと呼ばれるのです。普通の投資家は初期の段階で銘柄選定に失敗し塩漬け(含み損を抱え売るに売れない状況に陥り保有し続ける事)になるパターンがほとんどです。そういう人たちはほとんどメディアに登場しません。
失敗したけど最終的に『億りびと』になったなどの成功体験がほとんどです。
値動きが激しい中・小型株
日本の株式市場全体の約93%(時価総額ベース)を占める中・小型株ですが、非常に値動きが激しいですし流動性が低いといえます。
このような銘柄は格付けが低く機関投資家も敬遠しがちですし、証券会社のアナリストもカバーしない銘柄であることから、会社の情報や分析リポートも極めて少ないといえます。
雑誌などに注目銘柄として掲載される頃にはすでにプロはポジションを仕込んだ状況になっている場合が多く売り需要が高まった状態にあります。中・小型株の投資手法は、宝探しのような側面があり、サラリーマンのように調査・分析に時間を割けない人たちには不向きといえます。
また、一時期話題になったスキャルピング(数分で売り買い完了)・デイトレード(1日で売り買い完了)などの短期取引も無理といえます。仕事中は株式市場が開いている時間と重っており株式売買を頻繁に執行することもできませんし、夜にFXトレードをするにしても11時頃からはNY市場で取引が活況になりますが、就寝する12時頃までにポジションを手仕舞えるかは難しいといえます。
プロのトレーダーと呼ばれるヘッジファンドが年間のリターンが4~5%程度といわれています。これは運用金額(数千億円規模)が大きいので十分なリターンを得られますが、サラリーマン投資家は運用資金が少なく機動性に優れていないことから、年率2~3%程度のリターンを目指して運用することがよいのではないでしょうか。
運用資金としても200~300万円程度(リターンは税引き前で4-9万円)からスタートしポートフォリオのリスクアセット(株・FX)の比率も抑えた運用手法が理想と考えます。
『億りびと』は夢であり、サラリーマンは低リスク・低リターンだが『負けない投資スタイル』を追求することがよいのではないでしょうか。
短期売買とは|サラリーマン投資家には不向きな取引手法
為替や株式のディーラーの方がよく用いる投資手法に短期売買があります。基本的にはテクニカル分析を主体とする投資家の取引手法であり、ボラティリティ(volatility)に着目し短期間で収益を狙います。アセットクラスとしてはFX・株式が主流となっています。
短期売買の種類(投資期間)
・スキャルピング(数分)
・デイトレード(1日)
・スイングトレード(2~3日程度)
Keyword:
ボラティリティー :価格変動の度合いを示すものでボラティリティーが大きいということは価格変動が大きいことを指す
テクニカル分析 :価格が投資家の判断によって形成されることに注目する分析手法(チャート分析とも呼ぶ)
RSI(株価相対力指数) :テクニカル分析の一つで価格の相対的な強さを推し量る指標(チャートで買われすぎ・売られすぎを判断)
短期売買はリスクを抑える投資手法ともいえます。1日から数日でポジションを手仕舞いますので、ニュース・経済指標・決算発表・地政学リスクなどのイベントの影響を受けにくいメリットがあります。
デメリットとしてはスキャルピングやデイトレードはインカムゲイン(配当・株主優待・スワップポイント)を享受できない点や売買を高頻度に繰り返すためコスト(売買手数料)がポジショントレードなどの長期保有の売買と比較して高い点があげられます。
短期売買のプロセスとしては、ランキング上位(出来高・売買代金・値上がり率・値下がり率など)やニュースの一面を飾る銘柄をピックアップし、価格の変動幅を狙い売買する方法やテクニカル分析の一つであるモメンタム系オシレーター指数(RSIなど)のシグナルに着目し売買する方法などがあります。
短期売買は専業トレーダーとは違い取引時間が限られているサラリーマン・主婦には向かない取引手法といえます。短期間でボラティリティーの大きな銘柄を売買しますので、長時間マーケットに張り付く必要がありますし、精神的な負担もかなり大きいといえます。秒単位で上下に動く株価のトレンドを捉え、瞬時に売買注文をだすのはスマホ取引には向いていません。
投資の初心者も専門性の高い短期売買は不向きといえます。初心者の方が投資の入り口として短期売買をされる方が多いですが、値動きの激しさに対応できずに損切りが出来ず大きな含み損を抱える方がいます。機関投資家は損切りの目線を決めていますので、短期売買のポジションが長期売買のポジションに切り替わることはありません。短期売買は損切りできない投資家は参戦してはいけないのです。
直近では東芝株(6502)が短期売買銘柄として注目されましたが、東芝株は日々材料の出る銘柄であり値動きは極めて激しいといえます。米原子力事業で数千億円規模の減損損失が見込まれるとの報道で株価は一時前日比26%安を記録しました。これにより短期売買でロングポジションの投資家は大きな損失を被りました。
個人投資家が短期売買で勝ち続ける事は容易ではありません。しかるべき投資手法を身に付けた後に参戦するべきでしょう。
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