総務に向いている人、必要な資格やスキル
総務に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、総務に必要な資格やスキルの解説と合わせて、向いている人の特徴についてもまとめてご紹介します。
これから総務の仕事をしたいと思っている人、総務の仕事が自分に合っているのか悩んでいる人などは参考にしてみてください。
総務は会社を裏から支えるやりがいの大きな仕事です。総務に向いている人がその仕事につくと、充実感を味わいながら仕事ができる可能性が高いと言えます。
総務に必要な主なスキル
➡ 事務処理能力
総務は、他部署の担当ではない広範な業務を遂行しています。その為、事務処理能力が必要です。事務処理は、複数の業務を並行して行うことが多いので、並行処理能力も高い方が重宝されます。
事務処理能力は総務だけに必要なスキルではありません。事務処理能力が向上すると、仕事に求められる様々な能力もアップします。効率よく仕事をする方法を模索し、実践していくことが大切です。
➡ スケジュール管理能力
スケジュール管理能力は、総務には必須のスキルです。優先順位を見極め、締め切りや時間を考慮して予定を調整しながら業務をこなします。余裕があれば、前倒しで業務を処理できるとベストです。
➡ パソコンスキル
総務の仕事にはパソコンを使う業務が多くあります。その為、パソコンスキルは必要です。Word、Excel、PowerPointなどを使いこなして、求められている文章やプレゼン資料などを正確に作成できるスキルが要ります。
➡ 簿記
簿記は必須とまでは言えませんが、持っていると使えるスキルです。企業によっては、経理が担当する仕事を総務が行なっている場合もあります。習得しておくと損のないスキルと言えるでしょう。
総務に必要な資格
総務は資格取得が必須とは限りません。しかし、資格を持っていると、社内外に必要な能力が備わっていることを証明でき、便利です。
➡ 衛生管理者
衛生管理者は、国家資格者です。持っていると、社員の健康管理、安全管理、衛生管理に役立ちます。一部の業種を除きますが、常時50人以上の労働者が働いている事務所では、衛生管理者の選任が法律によって定められています。必要とされる資格なので、総務なら取得しておくことがオススメです。
➡ 社会保険労務士
労働・社会保険の問題の専門家である社会保険労務士は国家資格です。実は、社会保険労務士資格を有している人が、総務に配属されることはよくあります。専門家としての知識を総務の業務に役立てられるので、取得しておくと有効です。
➡ ビジネス・キャリア検定試験(総務2級・3級)
主に事務系において、必要となる専門知識の習得及びその能力を評価するビジネス・キャリア検定試験。総務の専門知識があることの証明などに役立ちますので、総務2級・3級にチャレンジしてみると良いでしょう。
総務に向いている人の特徴
総務に向いている人には、以下のような特徴があります。
➡ 裏方で人の役に立つのが好き
総務は、縁の下の力持ちと呼ばれる裏方の仕事です。その為、裏方で人の役に立つことが好きな人は、総務が向いています。人から頼まれごとをした時に気持ちよく取り組める人も向いていると言えるでしょう。裏方として会社を支えたい人は、総務が合っています。細かいことによく気が付く力がある人も、総務がオススメです。
➡ 物事を同時に進めていける
総務の仕事は多岐にわたっており、並行処理能力が必要です。その為、物事を同時に進めていける人は、総務でも仕事をスムーズに進められる可能性が高いと言えます。一点集中型よりは、同時に複数の業務をこなしていける人が向いています。
➡ 協調性がある
総務は、社内外と連携し、調整しながら業務を行う力が必要です。協調性があると総務が向いていると言えます。1人で黙々と作業をしたい人よりも、複数の人と協力して業務をこなしたい人にオススメです。
➡ 社内で顔が広い
総務においてコミュニケーション能力は必要です。仕事柄、経営陣含め会社の全ての部署と関わるので、顔が広いと仕事がやりやすいと言えます。人付き合いが良く、フットワークが軽い人は総務が適している可能性が高いです。
➡ 会社のことに詳しい
会社のことに詳しい人も、総務が向いています。総務は多くの部署と関わるので、会社の細かいところまで情報を持っていると、仕事がやりやすいです。
総務の仕事は多岐に渡りますが、多くの業務の共通項として、社員がより働きやすい環境を作る為にサポートをすることが挙げられます。人の役に立つことが好きな人、裏方として動くことが好きな人などは、総務が向いていると言えるでしょう。
総務は資格取得が必須というわけではありませんが、関連する資格を取得しておくと、日々の業務がよりスムーズに進みますし自分の能力を客観的に証明することに役立ちます。
総務の仕事は、あらゆる民間企業にあり、就職先の選択肢は広い傾向があります。細かな仕事内容は企業によって違う可能性が高いので、応募先の仕事内容はよく確認しておくことが大切です。