転職活動の時期はいつが最適か|通常であれば1月~5月に求人が多く出る転職市場だが

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転職活動の時期はいつが最適か・・|通常であれば1月~5月に求人が多く出る転職市場だが・・・

 

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日本の企業の場合ですと、1月~5月に求人案件が多く出る転職市場ですが、コロナ禍の状況で同様に求人が出てくるかは業種やポジション次第ではないでしょうか。

 

通常であれば、案件が多く出てきてもおかしくない時期ではあります。しかし、求人検索をしていても企業側の求人が増えている気配はないと言えます。

 

 ➡ 1〜5月に企業の求人が増える理由

 

・年度変わりで増加する退職者の補充のため

・年度変わりによる体制変更での人員確保

・外資系のボーナス受け取り後の転職

 

例えばLinkedInでの求人検索結果ですが、掲載日・過去24時間の求人(勤務地:東京)で検索結果1,050件と出ますが(2021/1/15時点)、よく見かける業種はE-commerce(マーケティング )、IT 、コンサルがメインとなっており、成長期待の業種がよく目に止まります。

 

今であればUber/Amazon/Slackなどが人気の企業といえるのではないでしょうか。

 

雇用情勢は産業別でばらつきが大きいと言えます。ITシフトの恩恵を受け就業者が増えつつあるIT・情報通信業に関しては2020年11月は前年同月比19万人増と大幅な増加を示しています。

 

コロナの影響を受けている医療・福祉(同26万人増)でも増加が確認されています。

 

一方、宿泊・飲食サービス業(同29万人減)は大きく減っており壊滅的な状況と言えます。

 

個人的な感想では、下火である金融業界・消費財メーカーの案件も減少傾向にあると感じています。

 

ECシフトを進めている消費財メーカーですが、店舗販売を埋めるほどの売り上げをECで確保できているわけではない、といえるのではないでしょうか。

 

新型コロナウイルスの感染が再び急拡大する中、労働市場の回復に鈍りが見られる状況にあると言えます。

 

総務省が25日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.9%で、前月比0.2ポイント低下しました。

 

厚生労働省が25日発表した11月の有効求人倍率(同)は1.06倍で前月から0.02ポイント上昇しています。

 

11月の雇用情勢は比較的よくなったものの・・・2021年1月前半から新型コロナウイルスの感染が本格的に再拡大しており、今後の転職情勢は非常に厳しいと言えます。

 

感染拡大を受けた直近の抑制措置(緊急事態宣言拡大中・・熊本県は県独自と・・)が導入される前から、労働市場は軟調になり始めていたとも言えます。

 

Point↓

 

採用する企業側もオンライン面接のみでの内定はだしたくないと考えているでしょうから(最終は対面でしょう)・・・

 

このような理由から、採用する側の目線(筆者はHR経験者です・・)で考えても転職時期は半年先をおすすめします。

 

転職したとしても受け入れる側の企業の受け入れ態勢も非常に厳しいものがあるのではないかと感じております。

 


外資系企業の転職時期は?

 

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外資系企業の場合は、年末締めで年初1~3月にボーナスを支払いますので、ボーナスに不満がある人や昇給昇格に不満がある人が、よりよいオファーを求めて転職活動を始める時期ですので、1月後半~4月にかけて求人案件が多く出てくる時期となります。

 

外資系証券が昨年のPerformanceを評価してリストラを始める時期でもあります・・毎年20%程度をリストラしている企業もあります。

 

外資系企業の求人案件は年末にかけて減少傾向になります。

 

外資系企業は本部である海外拠点に最終承認を得る必要がありますが、11月~12月は承認権限を持つ役員クラスが長期休暇を取得する時期であることや、年末決算の時期ですので経営陣はコスト(人件費)増加を嫌う傾向にあります。

 

ただ今年に関してですが、米労働省が2021年1月12日に発表した2020年11月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数が減少したほか、レイオフ件数は増加しています。

 

本国がこのような状況下で、海外採用を進めるケースは稀であり、IT / E-Commerce関連の好調な業績を踏まえた増員の案件しか期待できない状況と言えます。

 

外資系企業への転職にも半年待ちおすすめいたします。

 


自分にあった転職先をみつけることは容易ではないです。。。

 

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自分にあった転職先をみつけることは容易ではありませんが、現状に不満があるのであれば努力を惜しまずに転職活動することが必要でしょう。

 

また、転職はあまり考えていな時期であっても履歴書・職務経歴書を常にアップ(更新)しておくことにより迅速に転職活動ができるようになります。

 

アドバイスとしては年収のみで転職先を決めるのは非常に危険です。

 

コンサルタントや口コミなどをフル活用し企業情報を可能な限り収集しましょう。

 

特に危険なのが急募の案件です、産休や転職で抜けた穴を埋める場合の案件であればよいのですが、パワハラなどで辞めた従業員の穴埋め目的の案件も多々あります。

 

よい転職をお祈りいたします。

 


 

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