目次
プロの取引手法(株式編)とは
ここでは幾つかの証券会社株式トレーダーの代表的な売買方法を紹介します。
個人投資家には不向きな売買手法ですので参考になるかは未知数ですが、今後ネット証券のシステム開発が進んだ場合や大口資金を扱うトレーダーになった暁にはエクセキューション(執行)してみてください。
バスケットトレード(Basket Trading)
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バスケットトレード(Bakest Trading)とは、複数の銘柄で構成される株式ポートフォリオ(例:日経平均株価採用225銘柄)を一度に売買する取引
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直近の時価にスプレッド(手数料)をのせて顧客(機関投資家)と取引し収益を上げる
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インデックス(日経平均株価やTOPIX)に連動するパフォーマンスを求める機関投資家のメリットとしては信託報酬がない分ETF(上場投資信託)を買うより割安ですが、インデックスは銘柄の入れ替えが度々おこるのでポートフォリオ管理が手間といえます。
ブロックトレード(Block Trading)
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ブロックトレードとは、1銘柄の株式を一度に大量に売買したい顧客に対して一定のスプレッド(手数料)をのせて顧客である機関投資家と売買する取引
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証券会社のトレーダーは大口の売り注文(例:経営者が持ち株の大半を売却する際などは市場で大量に売買すると価格が大幅に下落するので)をディスカウント(割引価格)で購入すると同時に当該株式の購入者を迅速に見つけ売却します(例:証券会社が自己勘定でポジションを持ったり、立会外で顧客や他の証券会社に売却する)。
VWAPトレード
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VWAP (Volume Weighted Average Price=出来高加重平均値) 取引とは、価格ごとの出来高で加重平均して求める価格(1日の売買代金÷1日の出来高)です。機関投資家に広く利用されています(大口取引によって株価が乱高下しないように売買注文を分散する理由など)。注文を受けたトレーダーは、1日をかけてVWAP(終日)に近くなるように小口に分けて市場で売買します(VWAPは個人投資家でも執行可能な注文方法です)。
アービトラージ(裁定取引)
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アービトラージ(裁定取引)は、割安の商品を買うと同時に割高な商品を売り、適正価格に収れんする値動き(割安・割高なものが適正価格にもどる)の変化により収益化する投資手法
*証券会社のトレーダーは適正価格(理論価格)を算出するスプレッドシートを作成
アルゴリズムトレード
アルゴリズム取引は、投資戦略(例:決算の発表時にコンセンサス≪市場予想の中央値≫を上回った場合に売却など)をプログラミングしておき、コンピューターが自動的に株式の売買注文を執行するシステムトレード
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