AIは人間の未来なのか?

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AIとは、Artificial Intelligenceの略

AIは人間の未来なのか?破滅への始まりなのか。AIの革命と未来を徹底検証!

AIとは、Artificial Intelligenceの略で、日本語では『人工知能』のことを指します。AIは、何でもこなしてくれる万能な機械なのでしょうか・・・

2017年05月にグーグル企業傘下の開発会社DeepMind(ディープマインド)社が開発した、囲碁用のAI『AlphaGo Zero(アルファ碁)』世界最強棋士として有名な中国の柯潔(カ・ケツ)9段との対局3番勝負で第1局、第2局ともにアルファ碁が勝利しました。

 

DeepMind

 

1997年にはIBMのスーパーコンピューター『Deep Blue(ディープブルー)』がチェスの世界王者カスパロフ氏に勝利、2013年には第2回『電王戦』で山本一成が開発したコンピュータ将棋ソフトウェアPONANZA(ポナンザ)が初めて将棋のプロ棋士に勝利しましたが、AIにとって最難関といわれていた囲碁対局での勝利により、AI能力の進歩を強く印象付ける結果となりました。

 

AIは進化を続けておりビジネスでの活用が期待されています。単純作業はAIに任せる時代がこようとしています。

 


ロボット/人工知能(AI)のビジネス活用計画一覧

 

Question

 

  • 医療機関(腫瘍の画像解析・診断サポート業務)
  • 農業(農薬散布の自動化・収穫作業の自動化)
  • セキュリティ(防犯・監視の自動化・通報プロセスの自動化)
  • 自動車(バス・自動車・ドローンの自動運転)
  • 外食チェーン(調理・接客の自動化)
  • 翻訳(同時通訳・国際会議の議事録自動作成)
  • 製造業(産業ロボの進化・自動仕分けロボット)
  • 金融業界・情報通信(IR・マーケットニュースの自動配信・運用の自動化・接客の自動化)
  • 不動産(管理人ロボット)
  • ゴミ収集業者(ゴミ回収ロボット)
  • 運送業者(無人配送ロボット)
  • 出版社(校閲業務の自動化)
  • 事務作業(データ処理・収集・仕分け)

 

などをAIが代わりにやってくれるとのことですが、すでに一部では実用化されているものもあります(現時点では試験段階というレベルの場合がほとんどですが)。

 

『AIが人間の仕事すべてを奪う存在となりえるのでしょうか?』

 

2013年に英国のオックスフォード大学が発表した論文では、AIを搭載したロボットやコンピュータにより今後10~20年の間に奪われる可能性が高い職種として下記を上位に挙げています。

 

職種 (奪われる確率)

 

Reiwa

 

1. 電話による販売員(99%)
2.    データ入力 (99%)
3.    銀行の融資担当者(98%)
4.    金融機関などの窓口係(98%)
5.    簿記・会計監査 (98%)
6.    小売店などのレジ係 (97%)
7.    料理人 (96%)
8.    給仕 (94%)
9.    タクシー運転手(89%)
10.   理髪業者 (80%)

 


AIのレベルはどこまで達しているのでしょうか?

 

YieldCurve

 

AIは、すでに日常生活やビジネスの現場において実用化されています。ヤマダ電機テックランド青葉店(横浜市)では、米国カリフォルニア州シリコンバレーに本社を置くFellow Robots, Inc.(フェロウロボッツ)製のAIロボット「NAVii(ナビー)」が店内を回って接客業務(自律走行によるフロア案内や誘導)をしています。

 

Navii

 

セキュリティ会社であるALSOK(綜合警備保障株式会社)は、Reborg-Χ(リボーグX)という、自立走行型警備ロボットを導入しています。

 

 

 

 

見たものを常時録画、顔認証を用いたセキュリティなど、人間や従来の機械では難しい警備に対応するために開発されたAIロボットです。液晶タッチパネルや音声を用いて商業施設で案内業務にも対応、緊急時には内蔵してある受話器により、ロボットを介して施設のオペレーターや警備員と通話ができる仕組みもあります。

 

メガバンクの三菱UFJ銀行は、店舗を訪れた顧客に簡単な接客(案内係)ができる人型ロボット「NAO(ナオ)」を導入しています。このロボットは、ソフトバンクが出資する仏アルデバラン社が開発したロボットです。

 

来店客を内蔵カメラで認識し、「ATMの場所は?」「住宅ローンの窓口は?」などの顧客の質問を聞いて、それぞれニーズに応じた窓口を案内する仕組みとなっています。NAOは高さ58cmほどの人型ロボットで、複数の言語を聞き分け、話す能力が特徴です。現段階ではATMへの案内などを行いますが、将来的にはより高度な質問への対応を目指しています。

 

人型ロボット「NAO」

 

三菱UFJ銀行では、今後増えることが予想される外国人観光客向けに、ロボットが英語や中国語など他言語で業務を行なえるかなどのさまざまな検証を続けています。

 

あるドラマで『忖度』『忖度』と言っていた気が・・・Doctor X

 

日本航空(JAL)は、人工知能であるIBM Watsonをベースとしたバーチャルアシスタントサービスマカナちゃんを導入しています。マカナちゃんは、ハワイ島の様々な現地情報(レストランやアクティビティなど)を顧客のニーズに合わせておすすめするサービスです。

 

IBMは、『Artificial Intelligence(人工知能)』ではなく、『Augmented Intelligence (拡張知能)』とし、人間の知識を拡張し増強するものと定義しています。IBM Watsonは、自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。

 

IBM Watsonは、人間には読みきれないような大量のデータの中からすばやく知見や洞察を行い適切なデータを見出すなど、顧客に対してさまざまな場面で一貫した質の高い応対をすることを可能にします。また、情報と知見に基づく意思決定をサポートするなど、ビジネスのさまざまな業務や場面で活躍しています(例:M&Aのマッチング業務)。

 

NTTコミュニケーションズ株式会社は、会議中の逐次の記録や文字起こし、要点やタスクの整理など、議事録作成にかかる作業時間の大幅削減に貢献する「COTOHA Meeting Assist」の販売を開始しています。AI音声認識でマイクからの音声を即座にテキスト化できるほか、「明日までに提案書を作成する」といった宿題事項になりそうな発言をAIが自動認識して「タスク」としてラベル付けし、内容の分類・整理などもサポートします。

 

議事録作成のみならず、取材やインタビューの文字起こし、研修やセミナーの講演録作成などへの、利用も可能ということです。また、テキスト化された発言内容は、その場で日英中含む10言語に翻訳可能となっており、海外の取引先との商談や外国語を話すスタッフを交えたミーティングでも活用できる内容となっています。

 

NTT

 

 

AIのチカラを借りて業務効率化をする時代が来ています。

他にも事例を挙げればきりがないのですが、AIはわれわれの生活に欠かせないインフラになりつつあるといえます。

『かなり発展段階だとはいえますが・・・一歩一歩』

 

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発売が相次ぐAI搭載スマートスピーカー

 

Future

 

日本では、AIを搭載したスマートスピーカーの販売が本格化しています。Amazon『Echo Plus』と呼ばれるスマートスピーカーの販売を始めています。Echo Plusは、音声だけでリモート操作できるスマートスピーカーで、「Alexa(アレクサ)」と話しかけるだけで音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、スマートホーム(家電・電化製品を統合・制御することで効率的で自動化された住まいのこと )の操作が音声操作できます。

 

寝るときは『電気よ消えろ』ですかね・・・

 

Echo Plusは、AIを使ったクラウドベースのアシスタントサービスを利用できる機器で、iPhoneのAIアシスタント『Siri』と同様に音声でさまざまな操作が行えます。

 

『築年数30年超えの我が家では無理でしょうが・・・マンションに引っ越した際には欲しいかもです』

 

グーグルは2017年11月にAIスピーカーGoogle Home(グーグルホーム)を発売しています。

 

“OK Google” と話しかけると、Google で調べ物ができたり、音楽を再生したり、毎日の予定管理やスマートホームの操作も簡単にできます。

 

LINEは、すでに体験版を出している「WAVE(ウェーブ)」を2017年11月5日に発売。ソニーも年内参入を表明しています。続々参入してきていますね。違いは何か検討せねばですね。

 

日本電信電話株式会社(NTT)、トヨタ自動車株式会社、Preferred Networks社は、共同で「ぶつからないクルマ」をコンセプトとした、ぶつからないことを学習する自動車を共同研究中であり、AIの適用による高度な運転支援が可能となるとしています。どのくらいの速さで技術が進化するかが注目といえそうです。


AIの現状とは

 

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世界のニュースでも『ロボットが接客するホテルが開業』『ドバイ警察がロボコップ誕生』などAIが溢れかえっています。現時点のAIは将棋ロボットのように、解決策を検索して答えを導き出す機能が主流といえるのではないでしょうか。これから期待されている機能としてはビッグデータを解析し分類する方法を自動学習(=機械学習)する機能を備えたAIとみられています。

 

これは検索エンジンで使われているノウハウと類似しており、自動で必要な情報を利用者に届けるという仕組みです。例を挙げますと、GoogleGoogleは、『RankBrain』と呼ばれる検索キーワードによるクエリを解釈するAIアルゴリズムを検索エンジンに一部導入している可能性がある)で検索をしていると、検索内容に即したニュースや広告が表示されます。

 

この利点は必要な情報を必要な人に届けるということです。ただ、現時点では幾つかも問題があります。検索した項目が本当に必要な情報とは限らないという点です。

 

新聞をみると、さまざまな情報(ジャンル)に触れることができますが、上記のような機能では偏った情報提供(受信)になってしまう恐れがあり、それを決めるのがAIということになりますGoogleなどの検索エンジンでランキング上位にランクされている情報は必ずしも必要な情報で正確なものかといえば、そうでない場合が多々見受けられます。

 

ReadBook

 

Googleの検索上位にランクされるには、SEO(Search Engine Optimization・検索エンジン最適化)を施してある場合がほとんどで、その対応項目には情報量が含まれます。同じ情報であっても情報量が多いほどランキングがあがるのです、これは裏を返せば情報の中身が劣っているものであっても情報量が多ければ有益な情報と認識されてします。

 

Googleで検索していて、たまに何でこんな情報が上にランキングされているのか不思議な場合がありますが、それはSEOを極端に施したものだからです。情報量だけではなくアクセス数やリンクの数も考慮に入れていますが、記事の質まで解析する能力は現時点ではAIに期待できるようになるかは不明です。

 

これからAIの進化で起こることすべてを予言することは不可能ですが、現実的には、活用が期待される分野として単純作業の領域がほとんでしょう。

 

可能性を大いに秘めているのは医療分野での画像解析ではないでしょうか。ドラマの『ドクターX ~外科医・大門未知子~』でも取り上げられていましたが、(がんなどの腫瘍をレントゲンなどの画像診断により早期に発見するとというAI技術です。

 

他には、顔認証システムでしょうか。オフィスの入室が顔認識でなされる仕組みで、IDを携帯する必要性がなくなるとみられています(免許・保険証の携帯の必要がなくなるかも・・・)。AIが、画像と言語の両方を確実に理解できるようになれば急激な進化が期待できます。

 

現時点では、ITの延長上にあるのがAIであり、真のAIに進化するにはこれから20~30年の年月が必要でしょう。ただ、DeepLearning(ディープラーニング・深層学習)の進化により画像解析レベルは飛躍的な向上をしめしています。

 

最近発売になったiPhone Xの顔認識システムは画像解析の未来を切り開く可能性があります。スマートフォーンの普及により1人1台以上携帯を持つ時代になりました。検索エンジンは顔認識の情報までは取得できませんが、スマートフォーンではユーザーの表情のビッグデータが常に蓄積されていくことになります。この表情のビッグデータを活用したサービスがこれからうまれていくでしょう。

 

ディープラーニングは既存のAI技術である機械学習をさらに進化させた機能といえます。これは、人間の脳神経回路を模したアルゴリズム『Neutral Network(ニューラルネットワーク)』を、既存のAIプログラミングに導入することにより、データ分析と機会学習を強力化したものです。ディープラーニングはビッグデータを分析することによって、着目点を自分で学習し指示を待たずに成長できることはメリットですが、人間によるコントロールが働くか?との懸念が残ります。

 

期待されるAI製品

 

  • テレビを見ているユーザの顔の表情にあわせて個別のCMを放送
  • 顔の表情にあわせてお勧めの音楽を提供 などなど


シンギュラリティの恐怖

 

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『AIが人類滅亡の脅威となりうるほどの進化を遂げる?』

 

2045年を境にAIがあらゆる能力において人類の知能を超越するという『シンギュラリティ(Singularity)』を懸念する声がありますが。
『SF映画の見すぎかな・・・ノストラダムス級の・・・』

 

シンギュラリティの本来の意味は、人類の進化曲線が無限大になるポイントを指す言葉で技術的特異点と訳されています。

 

事実は、AIが人間を超えるという解釈ではなく、人間とAIが融合して進化するというストーリーといえます。

 

あらゆる先端技術は使い方と制御方法を間違えると悪影響を与える可能性が今でもあり(原子力発電所?・ステルス戦闘機?・など・・・)、ロボットやAIを危険視すべきではなく十分なリスク管理体制を担保して活用を進めることが重要ではないでしょうか。

 

『地域紛争や戦争はなくなってない現状を鑑みると、AIの方がうまく管理できるかもしれませんね・・・』

 

AIの新技術にる製品開発は新たな産業を生む機会でありビジネスチャンスともいえます。なくなる仕事があれば生まれる仕事もあるということでしょうか。

 

少子高齢化・超高齢社会の日本では人手不足が深刻であり、AIが救世主になりえるかもしれません。


意外に知られていないセキュリティの現状

 

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意外に知られていないセキュリティの現状~サイバー攻撃があなたの私生活を脅かす・・

 

2017年12月に、14億人分のユーザーネーム・パスワード・メールアドレスが『ダークウェブ(インターネット上の闇サイト)』に流出しているという報道が米国でありましたが、これは他人事ではありません。

 

日本の警察庁も東京オリンピックを念頭に、政府機関や重要なインフラを狙った大規模なサイバー攻撃に備えサイバー攻撃の不正プログラムなどを扱う『ダークウェブ』の実態調査に乗り出す方針を固めています。実態調査の内容としては、個人ではアクセスできない水面下での取引の流れや入手経路などを探るとしています。

 


個人の携帯やパソコンからもサイバー攻撃により様々な情報が漏えい

 

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チェコの研究者Eduard KuceraPavel Baudis によって 1988 年に設立された最大手インターネット・セキュリティ会社アバスト(Avast)が2017年10 月にウェブカメラのセキュリティ意識に関するオンライン調査を実施した結果、日本人の 65 % が自身のコンピューターや携帯のウェブカメラをハッカーが使って自分をのぞき見する恐れがあるという懸念を持っていることが明らかになりました。

 

同社によると、コンピューターや携帯のウェブカメラをハッキングできるツールは、通常のウェブやダークウェブでも簡単に入手可能としています。また、ツールによっては無料のものさえ存在しているという驚きの報告もあります。多くのコンピューターは、ウェブカメラが起動すると点灯してユーザーに知らせるランプを備えていますが、こうしたハッキング・ツールを使えばランプが点灯しないようにすることさえできてしまうそうです。

 

これは有名な話ですが、フェイスブック(Facebook)の最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグが2016年6月に自身のFacebookに投稿した写真に写っていたMacBookのウェブカメラは意図的にテープを貼って盗撮を防いでいたことで、セキュリティの脆弱(ぜいじゃく)性の認知度が世界で高まりました。

 

Avast社は、同社単体で毎月35 億件のサイバー攻撃を阻止していると報告

 

Avast社 は次世代の技術を利用してサイバー攻撃にリアルタイムで対処しているとしていますが、今話題のAI(人工知能)と機械学習を使ったクラウド型のセキュリティシステムを構築しているからこそ対処可能だそうです。

 

コンピューターや携帯がマルウェア(不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアやコード)に感染すると、ウェブカメラを通して会社や家の中などの極めてプライベートな部分をいとも簡単にハッカーに乗っ取られ盗撮されてしまうことになるのです。

 

Avast社によると、同社の製品『セキュアラインVPN』ではボタンをクリックするだけでインターネット接続を暗号化し、オンラインのプライバシーを確保できるとしています。



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