スタートアップ転職の成功のヒント

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■■■スタートアップ転職の成功のヒントを探る■■

トップヘッドハンターによるパネルディスカッション

(出所)https://careercarver.jp/contents/common/ccc-rep/?utm_source=mailmagazine&utm_medium=email

 

 

CAREER CARVER提携エージェント様向けのイベント、CAREER CARVER caféが開催された。今回のメインイベントであるパネルディスカッションのテーマは、「スタートアップのトップヘッドハンターに聞く~支援の本質と裏側~」。若手からベテランまで、ヘッドハンターを中心に100名近くの参加者が集まり、大いに盛り上がりました。

※CAREER CARVER Caféとは…CAREER CARVERと提携しているエージェント様向けに、不定期で開催しているユーザー会です。CAREER CARVER、提携エージェント様、ハイクラス転職領域の活性化を目指し、ノウハウ共有や同業者の講演などを行っています。

 

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モデレーターを務めたのは、株式会社プロフェッショナルバンクの高本氏(写真左)。パネリストは、スタートアップ企業やベンチャーの採用支援でご活躍されているお二人、フォースタートアップス株式会社代表の志水氏(写真中央)と、株式会社キープレイヤーズ代表の高野氏(写真右)です。

 

ディスカッションテーマは「スタートアップ企業の採用トレンド」「スタートアップへの転職に対するよくある相談は」「スタートアップへの転職で後悔した経験がある人はどんな人か」など、スタートアップへの転職を検討されている方にとっても参考になる内容になっています。ぜひ転職成功のヒントを掴んでみてください。

 


スタートアップのトップヘッドハンターに聞く~支援の本質と裏側~

 

高本:まずは簡単な自己紹介から始めましょうか。私自身は、大手人材ビジネス会社で10年勤務して営業と企画を経験し、15年前に今のプロフェッショナルバンクを立ち上げました。

 

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志水:私は新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入り、事業起案して「DODA」を立ち上げて拡大させたのですが、ある時「このままでは日本が負けてしまう」と危機感を抱きまして、成長産業領域に集中したHRサービスを作ろうと外に出て創業したのが、今のフォースタートアップスです。国内最大級の成⻑産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」を保有し、データ・ドリブンな人材のアサインメントと出資ができる、成長産業支援領域では国内最大規模のチームとして、法人設立後3年で一気に70名規模にまで拡張しています。最近では、日本ベンチャーキャピタル協会の委員にもなっていて、日本としてどう成長企業を勝たせて、国家としてどう成長戦略を描くか、テーマを持って取り組んでいる一人だと思っています。

 

高野:私は志水さんと同じ会社に3つ下で入社しました。キープレイヤーズを立ち上げたのが2005年なので、結構長くやっていますね。他にも55社以上のアドバイザー、社外役員、エンジェル投資などいろいろやっています。創業役員かつ株主でもあるクラウドワークスが2014年12月に上場したり、2019年1月に上場した識学も投資家として携わりました。正確に言うと、投資家というよりは声をかけられたというのが正確なところでしょうか。

 

高本:お二人とも、スタートアップのキャリア支援や投資、社外取締役などもされているので、幅広いお話が聞けそうですね。

 

株式会社プロフェッショナルバンク高本氏

 

国家戦略としてスタートアップの採用はさらに加速していく

 

高本:まずスタートアップ企業の採用トレンドから聞いてみたいと思います。

 

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志水:トレンドというと稀有な領域のような見え方になりますが、「ここを支援せず、日本はどう伸びていくのか」という視点が大事だと私は考えています。米中も国家戦略として、成長企業に人とお金を集中させて企業価値を生み出し、国家の成長を支えている。日本はそのマーケットを作ってこなかったことも一つの起因として、今では国民の平均年収は19位にまで下がってしまった。だからこそ未来のためにもHR産業として、どれだけ集中してやるかがテーマだと思っています。もちろん採用ニーズもあります。特にこれから冬の時代が来る可能性もありますが、大企業の採用がストップした時に、スタートアップが採用を止めるかといえばそうではない。スタートアップの採用は、景気連動ではなく、調達連動。今4,000億円のベンチャー投資が行われていて、今期は5,000億円、政府目標は1兆円なので、間違いなく採用は加速していきます。

 

高本:スタートアップこそ国家成長の鍵であるということですね。スタートアップにも様々な業界や業態がありますが、最近の流行りはありますか?

 

志水:圧倒的にSaaS企業ですね。今まで海外のVCは日本には見向きもしなかったのですが、今はSaaSマーケットがリサーチされていて、IPOしなくても数十億の資金を調達できる状態。そのうちの半分は人の採用に使うと言われています。

 

高本:SaaSで求められている職種やニーズはどんなものがありますか?高野さん、全体の採用トレンドを含めてお聞きしたいのですが。

 

高野:資金調達がこれほどできるのは初めての経験でして、まさに全方位、あらゆる職種で採用のニーズがあります。Saasを含めてのビジネストレンドとして、いわゆる営業をたくさん雇うというよりは、カスタマーサクセス型になってきている。サービスの単価が下がってきているので、野武士的なタイプの方よりも、チームで落とし込むというオペレーションに変わっている、その違いは感じます。

 

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高本:カスタマーサクセスは本当によく聞きますね。カスタマーサポートとの違いがわかりにくいですが、どんな人が合うんですか?

 

高野:本質は昔から変わっていないと私は思っています。

 

志水:何をやる人たちかと言えば、アップセルをやるチームで、それができる構造をプロセスで切り分けただけ。セールスサイド出身の方が向くこともあれば、エンジニアサイド出身の方が向くこともある。それはチームによって違ってきます。

 

フォースタートアップス株式会社代表志水氏

 

スタートアップ企業の成長の見極めが重要

 

高本:ここでテーマを「大手⇔スタートアップの実感値」に変えたいと思います。大手からスタートアップへの転職は昔からありますが、最近はスタートアップから大手というのも少しずつ出てきているように感じます。この辺りの動きはどうですか?

 

高野:よく「スタートアップに行くと大手企業に転職できないと思うんですけど」といった話がネット上でも盛んにされているんですが、大手企業もスタートアップや起業の経験者を求めているので、不可逆な感じはないと思います。

 

高本:大手⇔スタートアップの転職が増えている中で、よくある相談はどんなものがありますか?

 

志水:スタートアップへの転職だからといって特別な相談はありませんが、「給与が下がる?」「(大企業と比較して)キャリアとして下では?」という話が日本では一般的だったと思います。でも世界のエリートはスタートアップキャリアを歩み始めました。理由の一つは株式報酬を受け取るチャンスが得られるからです。世界的にタイミング・ご縁によっては個人資産として数億円以上が築ける可能性を持てるマーケットになりつつありますが、それは持ち株比率×Exitの機会の掛け算。起業し、Exitできるキャリアは世界でも有数のブライトキャリアとなっています。日本でも、ユニコーン企業にて発行株式0.1%で、1億円以上のキャピタルゲインが入ってくる可能性がある。スタートアップへの転職で3年から5年で、ちょうどExitとSO(ストックオプション)の振り分けのタイミングが合えば、投資銀行や戦略コンサルよりも総収入額が大きくなる。それが計算できるかどうかですね。

 

高本:そのためには成長の見極めが大事ですよね。スタートアップに入るのはそれほど難しくないと思うのですが、この会社が本当に成長していくのか見極めるのは結構難しいところですね。

 

株式会社キープレイヤーズ代表高野氏

 

失敗を恐れず挑戦を続けることこそ成功の鍵

 

高本:最後のテーマなのですが、スタートアップへの転職で後悔した経験がある人はどんな人か。逆にこういう人は成功した、といったお話を聞きたいと思います。

 

高野:成功する方に共通していると感じるのは、諦めないということですね。転職した会社が成功しないことはもちろん大いにあるので、そしたらまたやればいい。失敗を恐れてもあまり意味がないと思います。まずは1〜2年もいれば、スタートアップ用語もスタートアップ企業の良し悪しもわかってきて、選球眼が身についてきます。選球眼というのは、転職後に「自分が」活躍できるかどうかを見極める力です。当たり前ですが、「自分が」活躍しないと何も得られない。昔からスタートアップやベンチャー企業を支援していますが、上記のことができる方はほとんどが成功していますね。なぜなら、やり切るだけですから。

 

高本:よく経営者が「逃げない」とか「セルフスターター」と言いますよね。志水さんはいかがですか。

 

志水:スタートアップで成功した人材の特徴といった途端に、過去の話になってしまう。でも日本のスタートアップはまだ世界で勝っていないわけですから、そこで会話をしても意味がない。日本は「まだゲームを開始できていない」とも言えます。大企業に向く人、ベンチャーに向く人というのを切り分けてはダメです。これから日本でもゲームを起こしていくためにも、まずはみんなで挑戦していくしかないと私は思っています。

 

 

 

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